歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)とフリーキャスターの小林麻央(29)夫妻に
第1子となる長女、麗禾(れいか)ちゃんが生まれた。
男の子なら名門「成田屋」の跡取りだったが、海老蔵は元歌手との間にも女児をもうけていて、
なかなか男児に恵まれない。もっとも、女の子だからといって粗末に扱われるわけではない。
歌舞伎の舞台には13歳で立てなくなるが、芸はみっちり仕込まれるのだ。
歌舞伎界に詳しい芸能リポーターの川内天子氏が言う。
「女の子も自宅の稽古場で芸を磨きます。男の兄弟がいれば、一緒に稽古をつけられる。
そうすることで子どもたちのライバル心に火が付き、絶対に負けたくないと必死になるのです。
13歳で舞台から離れても、演技やせりふ回しがきちんと身についているため、それを生かせる女優を目指すのが一般的。
麗禾ちゃんは、海老蔵さんに指導されながらも母親の影響を受けるので、アナウンサーを目指すという選択肢もありそうです」
実際、女優になった子どもは多く、松本幸四郎の娘の松たか子や尾上菊五郎の娘の寺島しのぶは、
ドラマや映画で注目を集めている。ただ、成功しているのもこの2人ぐらい。
宝塚に入ったのもいるが、ほかはあまりパッとしない。芸があっても華がないと厳しいのだ。
それでも食っていけるのが歌舞伎の世界。
「どの家も踊りの家元を兼ねていて、弟子も大勢取っている。“月謝収入”はハンパじゃありません。
海老蔵は2〜3分のひと踊りで30万円といわれますが、海老蔵の妹も市川流の3代目市川ぼたんを襲名し、
日本舞踊家として活躍しています。女優がダメでも、踊りの師匠になれば左うちわですよ」(梨園関係者)
永谷園創業一族と結婚した片岡仁左衛門の娘・京子のように、玉の輿に乗ることだって可能。女の子だって未来は明るい。
ソース:Infoseek ニュース/ゲンダイネット
http://news.www.infoseek.co.jp/entertainment/movie/story/29gendainet000150793/