劇中で米倉が下着姿になるってんで、夕刊紙や週刊誌などおじさんメディアはこぞって「米倉が脱いだ!」と報じてた。けど、米倉って男性より女性ウケのほうがいいんじゃなかろうか。凛としててゴージャス。“男に媚びない女”の見本のようだ。
このところの米倉、風格が出てきたなぁと思う。かつて「CanCam」のモデルだったのが信じられないくらい、ワイドショーでの扱いも今やすっかり“姐さん”だ。
このままいけば、山田五十鈴や岩下志麻ほどじゃないにしても、十朱幸代くらいには大物感のある女優に育っていきそうな予感がする。「いろいろあったけど私はやっぱり女優なの」なんて感じの。
米倉を印象付ける一番のポイントは、戦う気満々の猛獣か猛禽類みたいに小さな黒目にある。といいたいが、私がもっと見ちゃうのは手だ。
伸ばした背筋だけ見てもあんなにエレガントなのに、この人の手はとてもゴツい。それが着映えにつながる肩幅のゴツさとも違う。この人の手は毛穴の感じとか肌質とかを含め、何というか決して“魅せる手”ではなく、働くために生まれた手という感じなのだ。20代のころから。
女優としてはある種の欠点にもなるかもしれない手なんだけど、私は逆に米倉の強さの源かなとも思う。“海老蔵問題(笑い)”や、最近騒がれたロンブー淳との交際報道なんかも、米倉にかかったら屁みたいなもの。芸能界の荒波だって、プリミティブな本能できっちりさばいていけそうだと妄想させる手である。
それにしても、テレ朝のドラマ特有の“チープ感”って何なんだろう。せっかくの米倉の黒下着姿も、なーんか冗談みたいな絵になりがち。それがちょっと残念。
☆コマツサキ…テレビのワイドショー観賞が何より好きな女性テレビライター。日々、画面から匂う「なぜだ?」を黙々と考え続けている。


