2008年02月24日

個人情報保護のため?トラブル回避のため?学校から消えゆくクラス名簿や連絡網

卒業式や進入学シーズンを迎えるが、教育現場では個人情報保護に配慮して、
卒業アルバムの住所録やクラス名簿を作成しない学校も多い。
個人情報を守るためには当然という見方もあるが、卒業後の交流が途絶えたり、
子どもと同じクラスになった友達の名前や住所が分からず、
保護者同士が連絡を取り合うことが難しいなどの問題も発生しており、
「ネットワークが構築できない」といった声も上がっている。自治体の個人情報保護条例(一九九九年、鳥取県条例)や個人情報保護法の全面施行(二〇〇五年)に伴い、
学校現場では個人情報の適正な管理が求められ、「使用目的に応じて、必要最小限の情報しか出せなくなった」
と県教委は説明する。

法施行後には学校現場が混乱。文部科学省は〇六年、子どもの個人情報の取り扱いについての指針を改定し、
緊急連絡網の名簿作成について「同意を得れば、従来どおりに作成配布できる」と明記したが、
無用なトラブルや責任問題を避けるため、学校における名簿の作成や配布は最小限となり、
クラスごとの連絡用名簿がある程度。ほとんどが名前だけの記載だ。

こうした問題は県議会の一般質問でも取り上げられ、
中永広樹教育長は「必要性の吟味を十分にしないで、一律にすべてやめてしまっている部分もある」と答弁。
「緊急連絡用名簿など、条例に基づき適切な手続きが行われた上であれば問題ない。
必要な情報は各学校で保護者との共通理解を図り、適切・適正に管理しながら使うことも大事」と、
条例や法の趣旨に沿った学校側の冷静な対応を呼びかけた。

こうした中、鳥取市内のある中学校では本年度、クラス別の緊急連絡網を数年ぶりに復活させた。
クラス内でグループ分けし、同グループの電話番号しか分からないようにするなど配慮した上で、
「必要なものは公開するという姿勢が大事」と言い切る。
しかし、長年続いた同窓会名簿の作成は、学校が責任を負えないことから、本年度から廃止が決まった。
「卒業生が学校とのつながりを失っていくのはさびしい限り」と打ち明ける。

http://www.nnn.co.jp/news/080224/20080224001.html



posted by ココナツ at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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