“ミスタータイガース”掛布雅之氏が実質経営
(株)掛布企画は再度の資金ショートを起こし、7月27日に
行き詰まりを表面化させた。負債総額は推定4億円。
元:阪神タイガースの4番打者で「ミスタータイガース」の愛称で
親しまれてきた掛布雅之氏の実質経営する企業。親族を
代表者として、飲食店やスポーツ用品の販売などを行い
平成18年12月期には年商約1億4000万円を計上していた。
ところが、飲食店舗の展開などで借入金に依存していた運営が
続いていたなか、売上不振などもあり、19年12月期の年商は
約9000万円にとどまり赤字を計上。その後も業況は改善しない
なかで、20年6月に本社兼自宅不動産に対して金融機関から
仮差押登記がなされたのに続き、地元豊中市や他の金融機関
から相次いで差押登記がなされるなど資金面は困窮を極め、
信用不安も高まっていた。
そうしたなか、22年7月30日には株主総会の決議で解散して
いたが、過去に振り出した手形の一部が取り立てに回ったことで
今回の事態となった模様。
なお、23年6月には本社兼自宅不動産が強制競売によって
第三者に売却されていた。
http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1212283_1588.html
掛布氏の会社倒産、負債総額は4億円
http://www.sanspo.com/shakai/news/110728/sha1107280526008-n1.htm